教員は言葉だけで語るな

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学級通信タイトル画像(一部変更)

学級通信タイトル画像を作成してみました。

 

もちろんタイトルは別のものです。

 

このブログ風に変えてみました。

 

簡単そうな絵に見えるかもしれませんが、私としては深い意味をもたせたつもりです。

 

  • ハレとケ
  • 太陽か月
  • 夜明けと真夜中と昼間

 

ハレとケ

最近、日本文化や日本のしきたりを見直さねばと思い、古事記などを読み始めました。

昔は漫画で読んだ古事記なので、物語の内容自体はなんとなく知っていますが、理解は浅いと思うのです。

そして、白文を読みすすめるのに骨を折っています。

でも何年かかけてでも読んでいきたいです。

 

今までに学んだことで言えることは、

日本人はハレとケのバランスを大切にしてきたけど、今はそのバランスが崩れてしまっているということです。

たしかに日常である「ケ」は大切で、淡々と大事なことをこなし続けるのも大切ですが、人間は同じことばかりしているとダレてきます。

そこで大切なのが「ハレ」です。ハレの日があることで、心身ともにリフレッシュし、また繰返しの日常をこなしていくことができるのです。

だから、色の濃淡はハレとケを表しました。

太陽、月

ここは私が子供をどう見ていきたいかという姿勢を表しました。

太陽か月かというと、私は月のようにしっとり見守っていくスタイルの教育が得意です。

タイトルの色を月として表してみました。

夜明け、真夜中、昼間

真夜中を中心にして、夜明けと昼間を表しました。

ここは、日は必ず明けるという希望です。

コロナ禍の希望は子どもたちである、ということを表しました。

子どもたちが好きな星を散りばめました。

以前このクラスに図工で補欠に入った際、「星の形に切って」と私にお願いしていた子供を思い出したためです。

真夜中でも、星はキラキラしています。

子どもたちはどんなときでもキラキラしています。

 

日本人が取り戻してほしい日本文化

かつて、日本では、子供は「神の子」とされ、大切にされてきました。

しかし、今ではどうでしょうか。

親が子供を虐待してしまったり、もっとひどいことをしてしまったりと、現代の親子は大切な芯のようなものを失い、混乱をしたまま子育てをする親が少なくないように感じます。

 

それは私達の親の親世代くらいから起きていると思うのです。

改めて日本人は、日本文化を取り戻し、子供は神の子、ありのままですばらしい、というように考えていた精神を取り戻してほしいなと思っています。

 

言葉をすごく大事にして子どもたちに語る

教員は言葉でだらだらと語るのが好きな人が多いです。

私もそういう傾向がないとは言えません。

だからこんなところでながながと書き綴っています。

 

ただ、言葉ばっかりで、中身が伴っていない人もたくさんいるのです。

 

若い頃の私はそうでした。

 

言葉を扱うのはかんたんです。

母国語というのは軽々しく素晴らしいことを言えるけれど、素晴らしいことを体現するのは難しいと思います。

 

だから、日本語で語る内容というのは大切にしなくちゃいけない。

だから、考えていることを日本語以外のもので表してみる。

そうすると自分の本質みたいなものを少しだけ客観視できる気がしています。

 

日本語以外のことで語るには、物事をちゃんと理解していないとできないのです。

表し方はいくつかあります。

今回は子どもたちに伝えたいことを絵で表してみましたが、絵だけでなく、背中で語ることも、音楽で語ることもできると思います。

 

心から理解しているから、きっと伝わる可能性も高くなると思うんです。