コロナ禍におけるリコーダー指導は無意味

こんにちは。

おゆきちです!

GWは半分仕事、半分お休みです。

土日は普通に仕事をして、月曜と火曜はお休みにしました。

今日はお休み!

 

今日は、町から出た

「令和3年度の感染症対策を踏まえた安全な教育活動の実施について」という通知分に基づき、現在行っている音楽教育がいかにおかしいか批判していく回にしようと思います。

いやいやもちろん、どういう対策をしているかも書きますが。

 

不満がたまっているのでおそらく毒舌になってしまうと思います。

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感染症対策における通知文

感染症対策における通知は、

・基本的な感染症対策について

・学校の国道規準

・運動会、体育大会について

・宿泊的行事について

・参観日について

・学級懇談会の実施について

などについて書かれています。

 

その部分についてはまあおいておいて、通知文の最後の文に注目します。

 

次の活動は、「感染症対策を講じてもなお、感染のリスクが高い」ことから行わないこと。

「近距離で一斉に大きな声で話す活動」

・音楽における「室内で児童生徒が近距離で行う合唱及び、リコーダーや鍵盤ハーモニカ等の管楽器演奏」

 

つまり、声をそろえて音読することや、音楽に合わせて一斉に斉唱、合唱する、教室内でリコーダーや鍵盤ハーモニカを演奏するのは禁止!

 

ということになります。

 

リコーダーを吹いてはいけないのになぜ、リコーダーを買わせる?

コロナ禍において、リコーダーの学習はどうすればよいのでしょうか?

一斉に行ってはいけないので、数人ずつ演奏するというのも一つの方法です。

しかし、この方法だと、子供が技能を磨く時間は限りなく少なくなりませんか?

 

リコーダーの学習も、歌の指導も、全員で繰り返し演奏したり、教師の手本の後に全員で繰り返すとか、一斉で自由に練習するなどして、繰り返します。

繰り返すことで技能が定着していく、これは教育で当たり前の考え方です。

 

しかし、リコーダーは数人ずつしか演奏できないのです。

 

指を動かすだけの時間が多くなるはずです。

うちの主任も、指を動かして…と言っていました。

こうなると、荒れている学級や1年生など、指示の通りにくい状況下では、ますます音楽の授業が成り立たなくなります。

 

そして、なによりです。

棒や板に指をあてている行為というのは、音楽と言えるのでしょうか?

 

私の答えはもちろんNO!です。

 

 

*1

 

 

コロナ禍において、リコーダーを買うことに意味はある?

私は、コロナ禍において、リコーダーを買う必要はないのでは?と考えています。

コロナ禍においてリコーダーを使うとこだわることは、リコーダーを演奏できるようになる未来があると考えていることになるのではないでしょうか。

 

私の考えでは、おそらく、コロナの状況はまだ続きます。

リコーダーを買うことを選択した教員は、コロナについての理解が足りないのではと思うのです。

after coronaなどと言っていたのも今は昔。with coronaですからね。

コロナ終わるって信じてるのかなみんな。

 

もっと上位の組織が決断してくれればよいのですが、教育委員会はいつも、ペラッペラの通知文をよこして現場に丸投げなのです。期待はしていませんが。

 

コロナに関して、本当は考えているのかもしれないけれど、テレビの情報を鵜呑みにしている教員は少なくないと感じます。

 

それでどうやって子どもたちにメディアリテラシーを育めるのでしょうか。

まあ、教員というのは、一週間のうち7日は全然余裕がないのが現実です。

コロナについて勉強する時間もないのでしょう。

 

学校はもともとおかしかったですが、コロナでますますおかしくなったなと思います。

 

リコーダーはその最たるものです。

 

音楽の授業を言われたとおりやるのは本当にバカバカしくて毎度腹が立っています。

It's so ridiculous!

 

リトミック、リズム教育が突破口

コロナ禍のせいでまともに音楽の授業をするのが難しくなった私は、音楽の技能の中でも「リズム」「鑑賞」などに力を入れることにしました。

 

なぜわたしが音楽の授業のことをこんなに考えているか?

というのも、音楽や図工、体育などのいわゆる芸体系教科は、子供たちの息抜きの時間でもあるからなのです。

私は3年生を持っているのですが、3年生くらいの子供、特に男子は大きな声を出すのが大好きです。

 

彼らはパワーが有り余っていて、国語や算数などで元気よく発表しても、休み時間思い切りサッカーやドッジボールをしても、まだパワーが余っている状態なのです。

 

音楽で大きな声を出し、そのコントロール方法を教えてあげることは、音楽でとても大事な学習だと思っていましたから、それができないのはとても残念な状況です。

 

しかしそこで腐っていても仕方がないので、私はリトミックを中心にした、リズムや鑑賞の力を鍛えることにしました。

では実際の流れを記録しておきます。

 

  1. 歌を聞き、鑑賞する。
  2. 歌のメロディーを鼻歌で歌う。
  3. 歌のリズムを手拍子や足踏みで表す
  4. 広い部屋に行き、曲のリズムに合わせて体を動かす

 

1.歌を聞き、鑑賞する

これは普通に音楽を聞かせるだけです。

「面白い曲だね」

「優しい曲だね」

などと話し合います。

 

2.歌のメロディーを鼻歌で歌う。

鼻歌は飛沫が飛ばないわ!

と気づいた自分が天才だと思いました。

ただ鼻詰まっている子は鼻歌できないのでちょっと困りますが…

 

3.詩のリズムを手拍子や足踏みで表す

手拍子までは教室でできました。

ただ足踏みは他のクラスに怒られました。

音楽室などちょっと離れた広い部屋を確保しておく必要があるかもしれません。

 

4.広い部屋に行き、曲のリズムに合わせて体を動かす

 広い部屋で音楽を流しながら、曲のリズムに合わせて体を動かします。

技能の評価は、リズムにあう手拍子や足踏み、ステップを踏めているか見ます。

走っていたとしても、四分休符のときは足を止めたりしているか、などを見ると評価できると思います。

創意工夫の評価は、体の動きを工夫して、リズムに合わせてオリジナリティを出しているかどうかで評価します。なにかやっていればB、オリジナルなものはAという感じですね。

 

学習指導要領変わったので、評価の観点が正しいか怪しいけど、今の音楽はこんな感じで考えてやっています。

ではではまた。

次はいつ更新できるかなあ。

 

 

 

 

*1:棒=リコーダー

板=鍵盤ハーモニカ