新学期に家庭で行うと良いこと

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今日は早く寝られそうな、おゆきちです。

 

学校では来週半ばの始業式、入学式のために準備を進め、子どもたちに会うのを楽しみにしています。

 

学校では一年間がより良く過ごせるように下準備をしますが、ご家庭ではどんなことができるかな?

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

実は、この時期はご家庭での生活習慣を整えるのにとても良い時期なのです。

 

習慣化の見直し、習慣の立て直しは新学期に行いましょう!

 

習慣にすると良いものは何でしょうか?

学校では各学校の子どもたちの実態に合わせて、様々に目的を定めて「宿題」を出しています。

 

わが校では、「習慣づけ」を目的に宿題を出します。

これは、「一日に一回は机に向かう」

というものです。

 

しかし、これでは習慣をしっかり身につける方法論として弱いと私は考えます。

 

自分のクラスの保護者児童には、もっと具体的に学習習慣を身につける方法を伝えていくつもりです。

 

一日一回、机に向かう、だけだと、夜寝る前ギリギリでもOKだし、学校へ行く直前でも良い、となってしまいます。

 

このように、生活リズムを崩してまで、机に向かうことが正しいという拡大解釈ができるようになってしまうのです。

 

そこで、私は「IF THEN ルール」と組み合わせることを伝えていきたいと思います。

 

「学校から帰ったら、

①手を洗う

②お便りを入れているファイルを出す

(親がいなくてもあとから見れるように場所を作るなどシステムを作るのがおすすめ)

③宿題をやる

④宿題をしまう

⑤明日の道具を入れる

⑥自由に遊べる

 

というように具体的に作っていきます。

これは学年によって変わるかもしれません。

低学年なら、親が宿題にマルをつけるので、お便りと一緒に取り組んだ宿題をおいておくということもあるかもしれないですし。

 

親が見るのは難しいこともあるかもしれませんが、流れを作ってあげることで、

習慣の作り方を知るということを目標にしています。

 

もちろん一人で全てをやり遂げるのは難しいこともあるので、そういうときは親が一緒にやってあげます。

 

うまくできなかった時は、決して、怒鳴らないでほしい。

「じゃあいっしょにやろっか」と淡々とやってほしい。

できたときは「できたね」と認めてほしい。

 

また、新しい習慣の完全な自動化は8週間かかると言われていますから、学校では、学校のお便りや参観日のときなど、一学期いっぱいかけて伝えていきます。

 

更に夏休みあけ、冬休み明けにも二ヶ月くらいは習慣化が崩れないように呼びかけていきます。

 

こんなふうに、習慣化の見直し、立て直しをしてみると、他の習慣も身につけやすくなりますよ。

 

人間って、やることをちゃんと決めて、ボーッとする時間まで決めちゃっておいたほうが、充実して過ごせることが多いらしいんですよね。

 

小学校時代に「習慣化」の方法をしっかり覚えておけば、中学校、高校、大学、社会人でも時間を効率的に使って受験勉強したり、資格取得したりできると思うので、宿題をうまく利用してくれたらいいな〜と思います。

 

ではでは。