教員こそサブスマホを持つべき

この度、サブスマホを買った、おゆきちです。

 

今回買ったのは、iPhoneSE(第2世代)。かなり安価で買えるiPhoneです。

 

保護者の方々とコミュニケーションを取りたい、でも自分のスマホで連絡するのは個人情報漏洩が怖い…

というのが購入の理由です。

 

保護者の方とのコミュニケーション目的なので、一番容量が軽いモデルを選びました。

 

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NEW iPhoneSE 64GB

ここに楽天モバイルのシムを入れれば、スマホ代は一年間タダ。

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楽天モバイル

 

新しいラインアカウントを作り、同僚ともSEでやりとりし始めました。

 

Touch IDがコロナの時代にも良い感じ。

iPhone 11proを使ってるんですが、マスクのせいでFace IDがだるいです。

次のモデルがTouch IDだったら買い換えようかなぁ〜

 

SE、しばらく使ってみて、またレビューしますね。

学級開きまでの準備はこれをやっておけばOK

期限付き教員、おゆきちです。

 

来年度も同じ学校の勤務が決まりました。

 

今のんびりと次年度の準備をしています。

 

私は前年度の締め作業がないので、次の学年に専念できるラッキーな状態とも言えます。

 

 

学級開きまで何をしておけばよいのかな〜ということで、覚書をしておこうと思います。

 

時期ごとにやることがわかっているといいかな?

今回も初任者にわかるように書いていきますよ。

あくまでおゆきち流なので、「こんなのもやっていますよ」ということがあれば教えて下さいね。

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終業式〜3月31日まで

前年度の締め作業がある場合はそちらを優先します。

締め作業

締め作業でやるべきことは主な2つ。

・要録

・教室明け渡し(ものの整理、掃除)

終業式〜締め作業が終わり次第

学級開き準備

学級開きはやることがたくさん。いつも時間が足りないな〜と思うのですが意外とちゃんと終わります。

  1. 引き継ぎ
  2. 学年打ち合わせ
  3. 役割分担
  4. 学年通信
  5. 時間割作成
  6. 名簿づくり
  7. 靴箱の名札
  8. 机の数確認
  9. 教卓まわりの整理整頓
  10. 学級通信
  11. 名前カード
  12. 教材研究
  13. 学級発表準備
1.引き継ぎ

旧担任から子供のことや家族のことについて引き継ぎを受けます。話を聞きながら、旧担任に感謝し、どんなクラスにするとみんなが住みやすいかな、なんて考えます。

この時氏名印やたてわり名簿などをもらって整理しておくと良いでしょう。

2.学年打ち合わせ

新しいパートナーとどんな学年にするか、どのようにやっていきたいかなど考えのすり合わせをします。

私は相手がなにか言ってきたら、なるべく沿うようにします。

何も言ってこなければ自分の意見を言います。

3.役割分担

時数集計や会計、教科の担当を決めます。

私は打ち合わせなどで主張することはとても少ないのですが、会計だけは無理ですと言えるようになりました。

 

今年も時数集計です。

令和3年度に向けてかなりいい感じのエクセルファイルを作成できたので、今度共有しますね。

 

時間割のコピペだけで時数計算できます。

これを作るのに2時間費やしましたが、手計算でだらだらと計算し間違うことを考えれば、一年間の時間節約は十分お釣りが来るほどの仕事になったと思います、というくらい出来上がったときはテンションが上りました。

4.学年通信

学年通信のタイトルとか、内容を確認しておきます。

学年通信のタイトルは子供に親しまれるものにすると喜んで持って帰ってくれるので良いと思います。

5.時間割作成

時間割は時数集計とも関わるのですが、エクセルで作って、ガバっとコピーして時数集計に貼れるようにすると、仕事がとても早く済むのでおすすめです。

あとは、上の方に予定や、下の方に持ち物などを書いてあげると、保護者の方も助かると思います。

6.名簿づくり

子供の名前を正しく確認し、名簿を作成します。前年度に作成して正確な字が記載されているデータを参考にすると良いでしょう。

私は一度書いてみることにしています。

名簿ができたら、パソコンへの住所登録もお忘れなく。

7.靴箱の名札

靴箱の名札は学校によって変わりますが、テプラを作って貼ったり、シールに氏名印を押して貼り付けたりと色々あります。

注意するのは、全員分きちんとならんでいるかということと、特別支援学級に在籍していたりして、特別な場所に靴箱を配置する必要のある子がいるか確認することです。

8.机の数確認

名簿ができた段階で、机の数をしっかり確認し、並べてみましょう。

私は教室を今年度使っていた先生が並べてくれていたので大体のイメージが分かりました。

せまいな!

というのが感想です。

9.教卓まわりの整理整頓

教卓回りがごちゃごちゃしていると、子供の集中力が落ちやすくなります。

これは、発達でも定形でも変わりません。

汚い場所では気が散りやすくなるものです。

 

おしゃれ、かわいいなどは排除し、

片付けやすいか

普段気にならないか

ということに気をつけて配置しましょう。

 

私はわすれもの用のコーナーを作っています。

鉛筆、消しゴム、じょうぎ、三角定規、コンパス、毛筆

すべて100円でいくつか揃えて、ホーマックなどに売っているプラスチックの引き出しに入れています。

 

もちろん、100円のものなので、作業がやりやすいかというとそうではないでしょう。

作業しにくいというペナルティ的側面と、忘れてもなんとかなるという安心感を共存させようとした結果こうなりました。

10.学級通信

学級通信は先生の個性を出せるところなので、昔からとても楽しんで作成しています。

多くは子供の作品や活動場面の写真や、黒板の写真、道徳などで子どもたちが出した意見の共有です。

私はたまに手書きもします。

タイトルの回りにご当地キャラや、野鳥、まちの植物などを描いたり、子どもたちにタイトルをかいてもらったりしてみんなで作る学級通信にしています。

来年度は、学術機関としての役割を果たすため、知識の情報発信もしていきたいなと思っています。

11.名前カード

ラミネートした名前の裏に磁石などを貼って、授業中に使用します。

12.教材研究

初めての学年だと授業内容をしっかり把握する必要があります。

問題を解くならかんたんでも、わかりやすく説明したり、子供の意見を引き出すには教科書の数倍の知識が必要だと思っています。

 

今年は理科の授業ができるのでとても楽しみだなあと思っています。

今までの学校は理科専科がいたり、低学年ばかり持ったりしていて、理科をやる機会がなかったので。

 

13.学級発表準備

学級発表名簿に間違いがないかしっかり確認します。

今年はコロナのこともあって、メールでお伝えするみたいです。

 

 

まだ準備が不十分なものがたくさんあるので、明日もがんばりますよ〜!

 

 

 

授業を制するものは教師を制す

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こんにちは。

おゆきちです。

 

今回は、初任者向けの記事を書いてみます。

 

教師の仕事で1番大事なものといえば、授業ですよね。

 

授業はどんな授業でも、やることは同じです。

というと語弊がありますが、実際そうです。

教える内容が違うだけ。

 

だから若い先生はまず得意科目を作るのをおすすめします。

 

私は若い頃、数年ごとに研修する科目を変えていました。

 

初めにハマったのは図工です。

その後は算数、社会、国語、道徳。

 

色々な教科をつまみ食いしてるうちに、

「どれも同じではないか?」と気づいたわけです。

 

授業の作り方

では早速授業の作り方を見ていきましょう。

今回は久しぶりに授業を作るので、備忘録としてブログにしておこうと思っている次第です。

 

準備

授業を作る前に用意しておくものです。

  • 教科書
  • その教科の学習指導要領解説
  • 授業をメモするノート、筆記用具またはiPadなど

 授業づくりの流れ

だいたいこんな流れ。

  1. 指導事項の確認
  2. 子どもの実態を確認して、単元の目標を作成
  3. 2を受けて1時間ごとの目標を作成
  4. 指導計画(課題とまとめ、板書計画、発問、教具、プリントなど細部の作成)
  5. 授業
  6. 授業の反省

では詳しく見て見ましょう。

1.指導事項の確認

学習指導要領解説を使います。教科書の指導書にも出ていたりします。

指導要領の文言だけでわかりにくい時は解説も読んでおきましょう。

国語の場合は複数の指導事項が関わることがあります。

ア、イ、ウ…と後ろに行くに従って難しい内容になるので、学年の初めはアやイに取り組むことが多いです。

2.子供の実態を確認

子供が今何を知っているのか、何が得意で不得意なのか、何が積み上がっているのか確認します。

既習事項などと言ったりします。

例えば3年生の時計学習だと、

  • 1年生のなんじなんじはん、なんじなんぷん
  • 2年生の午前、午後

といったあたりが既習事項になっています。

 

しかし、落とし穴があります。

1年生、2年生で時計を習ったからといって、時計が読めるという訳では無いのです。

 

読めない人もいることを前提として考えます。

実際にどれくらい読めるか読めないかということは、授業の導入段階で確認していくことになります。

 

既習事項の身につき方を「レディネス」などと言ったりまします。

学校ではレディネスチェックをして、学習内容を調整するのです。

 

さて、ここまで理解したところで、うちのクラスor学年はどれくらいを目指すぞ!

という目標を決めます。

授業をしてみないと分からないことも多いでしょうが、まず決めてしまうのです。

 

ここまでは書くこともあるけど頭で考えていることも多いと思います。

慣れないうちは書き起こすのがおすすめです。

 

3.一時間ごとの目標を作成

教科書に準じて、一時間ごとに目指す目標を作りましょう。

ここで大事なのは目標に対しての「評価」「評価の観点」も考えておくことです。 

 

評価の観点とは

どんな部分を基準にして、できた、そこそこできた、できなかった、などといった成績がつくかという基準を決めるのが評価です。

評価規準、評価基準と言います。

きじゅんの「き」によって意味が変わるので、今度詳しく解説します。

 

今回の授業づくりでは、授業の目標にどれくらい達したか、どれぐらい超えるとAなのか、どのくらい下回るとCなのか「評価規準」の方を考えます。

 

これはあくまで例ですが、

一年生国語科の作文の学習、指導事項はア(音読)だとして、

B:口を開けて大きな声を出すように努力して発表していた

A:口の大きさに気をつけたり、読み方の強弱に気をつけて発表していた

C:発表した

といったような規準を作ることができます。

 

(コロナのせいで、元気な音読はとても難しい時代になってしまいましたね)

 4.指導計画の詳細

ここまでできたら、実際の授業を作ることができます。

私は板書計画のまとめから作っていくのが好きです。

なぜなら、ゴールに向かって、話し合う内容や課題などを作っていきやすいからです。

授業の詳細

授業準備に必要なことはこんな感じです。

  • 板書計画
  • ワークシート(必要なら)
  • 資料(必要なら)
  • 教具(必要なら)
  • 発問 

ここまで作って初めて、授業ができます。

作っていく作業はとてもおもしろいので、この仕事がとても好きです。

 

5.授業

授業をやってみて、児童の反応を見ながら授業中色々と方向転換しつつ、がんばります。

授業は生きているので、うまく行かなくても途中で絶対あきらめないでやり続けることが大事です。

 

私も今まで何度も窮地に陥りましたが、気力で乗り切りました。あと、いつも一生懸命やっていると子供が助けてくれたりします。

授業に向けて教員は死ぬほど努力していますが、実際の授業では、子供の力:教師の力=1:1だと思っています。

6.反省

授業が終わったら、軽く反省しましょう。

だらだらと反省する時間など教師にはありません。

トイレに行っているようなスキマ時間に頭の中で考えて、明日の作戦を立てます。

 

5分休みに子供と授業について話たりするのもヒントになります。

たまに質問してくれる子がいると、「そういうところも押さえておかなきゃいけなかったんだな」などと参考になります。

 

だからわからないときは質問してくれると嬉しいなと思います。

 

授業を制するものは、教師を制する

今回は、授業づくりについてのさわり部分を文章にしてみました。

 

こんなに授業好きな私ですが、

私は若い頃、「自分のようなダメなやつには授業なんて出来るわけない」

と勝手に卑下していました。

 

当時は自分のことがあまりよくわかっていなかったのです。

 

それで授業を避けて、特別支援教育に逃げていた時期もありました。

「どうせ私結婚するしいいやー、やめるもん」

もちろん特学でも授業はやるんですが、大勢を相手にできる自信がなかったのです。

 

といいつつ、担任の先生に引け目を感じで分掌の仕事は大量に引き受けてたので、教務事務はほとんどできるようになりましたが。

 

結婚して仕事をやめようと思った最後の年に、最後だから担任やってからやめよう、と思い、授業という修羅の道に足を踏み入れました。

 

最初の年は、大失敗。

クラス経営も全然うまく行かなかったです。

ただ子供は可愛かったです。

 

なんだか悔しかったので、もう一年同じ学年をもたせてもらいました。

ついでに学年主任も経験させてもらいました。

 

その年、私は授業が楽しみすぎて、結婚を逃しました。

その年にやったことは、

 

とにかくうまい授業を真似る、真似て自分風に作り直す。

 

この繰り返しです。

守破離

を自然とやっていました。

 

型を守り

型を破って

型から離れる

 

守破離

私の座右の銘です。

 

良い授業をして、すべての子供達に質の良い教育を提供しましょう。

お仲間、常に募集中です。

このブログについて

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はじめまして。おゆきち先生です。

 

このブログは、学校で働いている教員が趣味で書いています。

考えたことや、趣味の絵をあげたいなと思います。

 

このブログのテーマ

テーマは、「マイノリティから見た教育」です。

  • 特別支援教育に関すること
  • 教師の働き方に関すること
  • 教師の生き方に関すること
  • 教師ができる副業に関すること
  • 日々考えていること
  • 現代の親子関係

を予定しています。

実際に自分で試したことを中心にやっていきます。

 

おゆきちについて

地元の高校を卒業後、北海道教育大学釧路校という底辺の国立大学を卒業し、幼稚園教諭3ヶ月を経て期限付き教員になりました。

約2年間期限付き教員として修行し、正規教員に登録されました。

それから9年間公立小学校で働きました。

その後色々とあり退職。

退職後は数カ月間無職をしました。

無職の間、教員ではない視点でものを見ることができるようになり、改めて「学び続ける教員」として働こうと決意し、昨年12月から期限付き教員として働いています。

 

無職の期間、徹底的に自分を見直しました。

学んだこと、気づいたことがいくつかあります。

学んだことは、子どもたちや大人が、心を守ったり、自分を制御するために使える多くの心理学です。

気づいたことは、まともではない親に育てられた私にとって、地元の公教育こそが自分をまともにしてくれたんだなということです。

この数年は期限付き教員として、地元の学校に恩返ししたいなと思っています。

 

 

それでは、よろしくお願いいたします。